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2008年09月17日

リーマンブラザース破綻

今日はアメリカ経済を揺るがす金融業界の話です。

皆さんもニュースでご存知のように、1850年に創立された伝統ある投資銀行、
リーマン・ブラザースが倒産しました。
タイムズスクエアにある本社ビルから自分の所有物を詰めた
ダンボールの箱を持った社員が私服で出てくるのを見ると
こちらまで寂しい気持ちになってしまいます。
高給取りなのに、突然勤務先がなくなってしまうのですから、
アメリカ経済の厳しさを見せ付けられる思いです。

破綻の発端は言わずと知れたサブプライムローン。
元々支払い能力のない消費者に、ローンを貸し付けたのだから
返済できなくて当たり前。
借りる方も無責任だけれど、騙すようにして貸し付けた金融機関は
もっと悪いのです。

そして証券化された住宅ローンをこぞって買っていたのが、
今回破綻したような投資銀行や証券会社だったのです。
しかも、レバレッジ(てこ)を使って、自己資本の何倍もの投資をしていたのです。
例えば100万円しかなくても、1000万円の金融商品を買うわけです。
10%値下がりしたら自己資本はゼロになってしまうという
恐ろしい方法なのです(逆に10%上がれば自己資本は倍になるけれど、
市場が上がり続けるわけないですよね)。

我々のように身の丈に合った商売をしている人間にとって、
こんな博打のような投資が行われる金融業界は遠い世界に感じられます。
でも、この波及効果でアメリカの消費は徐々に落ち込んでいます。
ウォール街が冷え込めば、市場が縮小し、アメリカへの輸出に頼る日本経済も
無傷ではいられません。